オスプレイ佐賀配備地、買収額提示 総額14億円

 陸上自衛隊オスプレイ佐賀空港配備計画を巡り、防衛省九州防衛局が佐賀市の配備予定地の地権者らに1平方メートル当たり4350円の買収額を提示したことが、関係者への取材で分かった。予定地は広さ約33ヘクタールで、買収総額は約14億円に上る。同省が2014年、佐賀県に配備計画への協力を要請して以来、地権者に具体的な金額を提示するのは初めて。

 配備予定地は佐賀空港西側の干拓地約33ヘクタールで、地権者は約250人。県有明海漁協南川副支所(佐賀市)に所属する現役か引退したノリ漁師が大半を占める。

 複数の関係者によると、防衛局の広瀬律子局長らが18日以降、佐賀市を複数回訪れ、南川副支所の地権者や漁業者に土地価格を示した。さらに計画を受け入れた場合、漁港改築やノリ加工施設の整備などに、防衛省が費用の3分の2を補助する振興策を活用できるとも説明したという。

 広瀬局長は24日、西日本新聞の取材に「今後の調整で来ただけだ」と述べたが、説明を受けた漁業者は「(1平方メートル当たり)4350円が上限だと聞いた」としている。

 土地価格の算定について、防衛省の岩元達弘大臣官房審議官は16日の県議会特別委員会で「不動産鑑定評価を踏まえる」と答弁。防衛局は昨年5月、県が15年に空港駐車場を拡張するのに伴い、南川副支所から約3ヘクタールを買収した際の評価額「1平方メートル当たり3500円」を参考価格として支所に説明していた。

 山口祥義知事は18年に県として配備計画受け入れを表明。県は自衛隊の空港共用を認めない公害防止協定覚書付属資料の改定を、県有明海漁協に要請したものの、調整は難航している。このため、防衛省は昨年7月から5年以内をめどに、陸自木更津駐屯地(千葉県木更津市)でオスプレイの暫定配備を始めた。

 漁協の西久保敏組合長は地権者の意向を踏まえて協定改定の可否を判断するとの立場。防衛省は今後、地権者説明会を開く方針だが、日程は決まっていない。 (金子晋輔)

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