西鉄、100円バスを150円に値上げ 7月から、中期経営計画を見直し

 西日本鉄道(福岡市)は25日、新型コロナウイルスの影響による業績悪化を受け、福岡市、北九州市の都心部などで運行する「100円バス」の運賃を7月に150円に値上げすると発表した。コロナ禍を受け、同日修正した中期経営計画に盛り込んだ。

 「100円バス」は1999年に導入。西鉄福岡(天神)駅やJR博多駅周辺をはじめとした福岡市中心部や、北九州市などの主要駅近郊の区間で運賃を一律100円で運行し、2019年度は1日当たり平均8万人程度の利用があった。

 コロナ禍による生活様式の変化で、かつての輸送規模には戻らないと判断した。倉富純男社長は25日の記者会見で「100円バスは西鉄の象徴だったが、交通ネットワーク維持のため負担をお願いしたい」と述べた。値上げによる収支改善効果は年7億円を見込む。

 西鉄は21年3月期の連結純損益で150億円の赤字を見込む。中でも運輸事業の収支改善は急務で、鉄道運賃の値上げのほか、今月のダイヤ改正で鉄道・バスの減便にも踏み切った。

 修正した中計は、赤字事業からの撤退などを柱に、本業のもうけに当たる事業損益ベースで22年3月期の黒字転換を目指す。 (布谷真基、古川剛光)
 

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