「周りは敵だらけ」母親には違う世界が見えていた

連載【虚言の果てに 福岡5歳児餓死】㊥

 福岡県篠栗町の2階建てアパート。夕方になると、女性が車でやって来た。1階の一室を訪ね、「ちゃんと食べよる?」と食料を手渡す。近所の住民は「友達の世話をする親切な人」と思って見ていた。

 この部屋には、碇(いかり)利恵被告(39)=保護責任者遺棄致死罪で起訴=が、3人の息子を連れて引っ越していた。ママ友たちと疎遠になり、2019年5月には夫とも離婚。訪ねてくるのは赤堀恵美子被告(48)=同=だった。

 碇被告は「旦那さんが浮気している」との赤堀被告のうそを信じたとされる。離婚をためらった...

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