エヒメアヤメひっそり愛らしく
国の天然記念物「エヒメアヤメ」が、佐賀市久保泉町川久保の帯隈山の麓で見頃を迎えた。通常は近くに立ち入れないが「えひめあやめまつり」期間中の26日から4月4日は間近で青紫色の愛らしい花を楽しめる。
エヒメアヤメはアヤメ科の多年草で、約10センチに成長する。帯隈山付近は自生の南限地帯とされ、自生と植えたもの計約1200株が育つ。保全会が雑草を刈るなどして風通しや日当たりを良くしている。
保全会によると、例年よりも1週間程度早く咲き始めているという。問い合わせは、久保泉公民館=0952(98)0001。
(米村勇飛)