【HKT2月の名言】劇はじ演出担当が伝えた最後のメッセージ

 HKT48メンバーの心に残る「名言」を、特命担当記者が勝手に選ぶ月イチ企画。2月はメンバーが俳優から裏方まで全てを手掛けたオンライン企画「HKT48、劇団はじめます。」(劇はじ)の中から、1期生の演出担当が苦楽を共にした仲間へ送った、最後のメッセージを選びました。

 デスク「3月ももうすぐ終わるな…。何か忘れている気が…」

 特命担当記者F(以下F)「何でしょうねえ…」

 デスク「一緒になって春眠モードに入ってどうする。2月の名言だ」

 F「ちゃんと覚えていますよ。2月はやっぱり『劇はじ』から選びたいですね」

 デスク「メンバーのみんな、相当に濃厚な経験をしたみたいだしな」

 F「相当に濃厚…、仕事の話をしている時にラップを始めるのはやめてください」

 デスク「たまたまだよ」

 F「劇団『ごりらぐみ』で演出を務めた下野由貴が、千秋楽に『ごりらぐみのみんなへ』というタイトルで送ったメッセージの中の一文です。『みんなにとってこの経験が 次につながる鍵となりますように』。作品の終了後、手書きのメッセージとして画面に映し出されました」

 デスク「鍵か…。未来人によって主人公が誰かの人生のキーパーソンになることを強いられる上演作『不本意アンロック』の内容に沿ったメッセージだな」

 F「そうですね。豊永阿紀の脚本は視聴者から非常に好評で、ネタばれありで考察を書き込むオープンチャットも盛り上がりました。下野は『ごりらぐみ』の演出として指導する立場でしたが、そのマネジメントのうまさもあって、リハーサルの時点から役に感情移入して本当に泣いてしまうメンバーもいたらしいです。演技は初日を迎えた後もぐんぐん成長して磨かれていき、結果的にこちらの心を揺さぶる素晴らしいものでした」

 デスク「苦労をしたかいがあったものだ」

 F「公開された稽古の動画では、下野の演技指導中に主役の堺萌香が感情を抑えきれなくなったのか、資料で顔を隠したまま『Zoom』(ビデオ会議アプリ)から消えてしまうというシーンもありました。いろんな感情があって、涙などをこらえきれなかったのかもしれませんが、相手をそうさせてしまうこともまた、とても苦しいですよね。作品のために、多少なりとも厳しい接し方をいとわなかったのは称賛に値すると思いますが、本来は優しい彼女だけに、苦しさもあったのではないかなと、勝手に思ってしまいます」

 デスク「なるほどねえ」

 F「そんな下野ですが、3月下旬に上演されたコント劇『恋のストラテジー』の福岡凱旋(がいせん)公演では、『劇はじ』で演技指導した今村麻莉愛と演者として共演。ちょっとした重圧も感じたようです」

 デスク「いろいろな経験を通じて、メンバー同士の距離感も変わってくる。そこから、何か新しいものが生まれてくるんだろうし、いいことなんじゃないの」

 F「『劇はじ』では華やかなステージとは異なる、普段は務めることのない裏方の役割も担うことで、それぞれに苦労があったんだろうと思います。今回、多くの人が社会に出て初めて学ぶようなことの一端を経験しました。それはHKTを卒業した後の人生にも、きっと生かされるものだと思います。テレビの特集などで『会いに行けるアイドル』として新たな可能性を示したことが注目されていましたが、個人的にはそれ以上に大事なことだったのではないかなと思っています。下野が記した『次につながる鍵』は何なのか。それはそれぞれのメンバー次第でしょう。『水色アルタイル』を上演した劇団『ミュン密』にも同じことが言えると思います」

 デスク「卒業後の人生か…。5期生の小川紗奈が卒業し、やがて1期生の森保まどかもグループを去る。HKTを卒業した後の人生の方がずっと長いもんね」

 F「そうです。だからこそ、HKTで過ごす日々を大事にしてほしい。それぞれの『鍵』は、きっといろんなところに落ちているんだと思います。劇場のステージとか、ピアノの鍵盤の上とか…」

 デスク「うおっ、時節柄、金八先生ならぬF八先生みたいだったが、泣くのは『迷言』まで出してからにしてくれよ」

 F「『迷言』出したら涙も引っ込むでしょうが。ちょっと泣いてきます」

 デスク「松本大洋の漫画かよ…。まあ、太陽の下で涙も乾くだろうが」

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