正気と狂気、理不尽な人間 高橋源一郎『ジョン・レノン対火星人』

酒井信さん寄稿

 高橋源一郎の「過激派」としてのルーツが感じられる作品である。群像新人文学賞の最終候補作となった「すばらしい日本の戦争」をもとにして執筆された3作目の作品である。ポスト・モダン小説と言える虚実が入り交じった実験的な作風で、高橋源一郎の初期3部作の一つとされる。唐突に「プロレスとは愛(アムール)なのだ...

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