飯田、得意技封じ堂々の初頂点 選抜体重別柔道、男子100キロ級

 パリ五輪の期待の星が昨秋の講道館杯に続いて頂点を極め、世界選手権代表をつかんだ。「世界選手権、(体重無差別の)全日本選手権、パリ五輪で優勝することが目標です」と22歳の飯田が堂々と三冠を宣言した。

 母校・国士舘大の鈴木桂治総監督から「泥くさく勝ち切れ」と指示されて大会に臨んだ。そのため、得意技の内股、大外刈りをあえて封印。試合時間や相手への指導の回数などを試合中に冷静に判断しながら、丁寧な柔道に徹したことが結果につながったという。

 乗り越えなければならない選手がいる。同じ100キロ級で全日本選手権を制した羽賀龍之介と東京五輪代表のウルフ・アロンだ。「自分の上にいる2人を倒したい。特に羽賀さんの全日本優勝は刺激になったし、危機感も持った」と語る。

 今大会では羽賀がけがで欠場したため直接対決は実現しなかったが、今春入社した旭化成では先輩、後輩の関係になる。

 「柔道の技術、日常生活の過ごし方など少しでも羽賀先輩のまねをしていい選手になりたい」と目を輝かした。

 さらに、60キロ級を制した古賀(日体大卒)、藤原崇太郎(同)、後藤龍真(東海大卒)ら学生時代に競い合った4人が同期生になる。「4人とも小さい時から知っている選手。切磋琢磨(せっさたくま)して強くなりたい」。強豪・旭化成でもまれて、飯田が世界へ羽ばたく。 (野口智弘)

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