ツチ音絶えぬ天神町ビル街 福岡ビル、年内に完成  新設計画もぞくぞく【ビッグバンアーカイブ】

※記事は1961年5月30日付西日本新聞から※

 福岡市天神町のビル街には建設のツチ音が絶えない。完成すれば西日本一のマンモスビルになる福岡ビル(社長木村重吉氏)の工事はいま急ピッチ。資金難で気をもませていた同ビルも年内には完工するメドがついたという。引きつづいて天神町一帯には新しいビル計画が目白押しだし、有料地下駐車場の建設ももくろまれている。以下建設ラッシュのビル街の話題を拾ってみた。

福岡ビル

 資金難で一時停滞していた福岡ビルの建設工事はいまのところ順調。工事はもう半分以上終わっており、十二月はじめには一、二階に三菱、安田両信託銀行の福岡支店が入居して店開きする。年内には地上十階、地下三階で延べ四万三千平方メートルの豪華なビルが完成、来年一月から各事務所が入居をする予定。

 入居契約済みはいま二六パーセント。西鉄本社と天神市場の入居問題が未解決だが、家主の西鉄不動産では「四階以上の小部屋でよい場所はほとんどなくなった」といっている。同ビルの地階と一階の一部に入居するといわれる天神市場の契約問題もちかく解決する見とおしだという。

警固公園地下には有料駐車場を計画

ビルラッシュ

 三菱信託銀行の福岡ビル移転であき屋になる同支店跡には新しい鉄筋ビルができる。ビルを建てるのは平和不動産で、はやければ年内にも着工、三十八年春ごろには地上八階、地下二、三階の貸しビルができあがる。このほか日本不動産銀行福岡支店、明治生命福岡支社などもそれぞれビル建設を計画中といい、天神町一帯のビルラッシュはまだ当分つづきそうだ。

地下駐車場

 ビルラッシュで天神町にあふれる自動車を収容する狙いで道路公団福岡支社が地下駐車場計画を検討している。これは警固公園(一万一千平方メートル)の地下を露天掘りしてつくるというもので、実現すれば有料駐車場になる。同公団ではこのためこのほど天神町一帯の駐車量調査をしたが、引きつづいて有料駐車場の利用度合いや採算見とおしなどを研究することにしている。

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