豊前市長選立候補者2氏の横顔

 11日投開票の豊前市長選には、無所属新人で元市議会議長の磯永優二氏(65)と3選を目指す無所属現職の後藤元秀氏(70)が立候補している。2人の市への思いや横顔を紹介する。 (浜口妙華)

 市を見つめて50年「日々勉強」

 磯永優二氏(65)無所属新人

 「市議長として2期8年間、市政を見てきたが、閉塞(へいそく)感が否めない」。16年ぶり2度目の立候補への思いを語る。

 もともとは市職員。市に貢献できる限界を感じ、1996年に市議に立候補して初当選。近隣との合併を果たせなかった当時の市長の責任を問うとして、2005年に市長選に出馬したが落選。08年に市議に返り咲いた。

 12年に議長に選出され、市民に議会活動を知ってもらおうと地区ごとに議会報告会を開催した。

 市職員時代も合わせて50年近くにわたり、市を見つめてきた。最近あらためて市内を回り、空き家が多いと実感している。「知らない道もあり、日々勉強」という。

 趣味は料理。経営する鉄工会社で働くインドネシアの技能実習生らに腕を振るう。「大きな鍋でカレーを作ると喜んでくれる」と目を細める。

「政治は愛なり」父の言葉胸に 

 後藤元秀氏(70)無所属現職

 過去2回の市長選は無投票当選で、初の選挙戦となる。「2期8年で進めた事業や新型コロナで疲弊した地元経済の立て直しがある。今、投げ出す訳にはいかない」と語る。

 30代の頃、新聞記者として長崎県対馬市を担当。本土よりも高齢化が進む離島の現状を目の当たりにし、「国や県の施策が必要だ」と政治家を志した。1991年に県議に初当選し、6期目途中まで務めた。

 2013年の市長選。「自ら政策立案をして、故郷をよくしたい」との思いで立候補し、初当選した。就任当初から取り組む口腔(こうくう)ケア事業は、高齢化が進む中で「生涯現役の社会づくり」として提案した。自身も趣味の水泳などで体を鍛えている。

 県議長だった父が大切にした言葉「政治は愛なり」。「古希になり、だんだん言葉の重みを分かるようになってきた」と笑う。

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