「せめて14万円ないと」コロナ禍、1人で亡くなったタクシー運転手

 福岡県内のアパートで1月、1人暮らしをしていたタクシー運転手の60代男性が亡くなっているのが見つかった。新型コロナウイルス禍で売り上げが減り、給料は月8万円台に落ち込んでいたという。体調不良で十分に働けず、「せめて14万円はないと暮らせない」とも漏らしていた。コロナ禍で生活や心が追い詰められ、誰にもみとられずに逝く人は少なくない。行政や支援団体は支援窓口への相談を呼び掛けている。

 住宅街にある3階建てのアパート。男性の部屋には、趣味だった戦闘機の模型や、飲みかけのウイスキーのボトルがあった。片付けに入った弟は「酒は弱く、ストックしてまで飲むことはなかったのに。ストレスがあったのか」と異変を...

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