戦死の父のはがき、善意のリレー 76年の時を超え米国から

 熊本県玉名市立願寺の医師前田利為さん(79)の元に、太平洋戦争末期にフィリピン・ルソン島で戦死した父親の末雄さん(享年32)が家族宛てに書いたはがきが、約76年の時を超えて届いた。米軍の従軍記者が偶然見つけて保管し、その後、善意のリレーで海を越えた。

 はがきは候文で、300字余りの文字が隙間無く並ぶ。連合軍から数十回の攻撃を受けたことや本国からの兵の補充が困難なことなど、厳しい戦況を記す一方で、「敵撃滅に邁(まい)進」「楠公の精神に候にて突進すべき」など自らを鼓舞する言葉が続く。

 「防空壕(ごう)など内地のものは全く児戯に等し」と連合軍の戦力を目の当たりにした軍人の率直な感想も。親族が仲良く暮らしてほしいという願いと健在を祈る言葉で締めくくっている。

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