韓国2市長選、与党連敗 文政権に打撃 首都ソウル、第2都市釜山

 【ソウル池田郷】韓国の首都ソウルと第2都市の釜山の両市長選が7日投開票され、文在寅(ムンジェイン)政権を支える革新系与党「共に民主党」の候補は、両市で保守系最大野党「国民の力」の候補に敗れたことを認めた。2022年3月の次期大統領選の前哨戦と位置付けられた二大市長選で与党が連敗し、任期約1年を残した文大統領も政権基盤が弱体化するのは避けられない。

 両市長選はセクハラ問題が浮上した前市長の自殺や辞職に伴う補欠選挙。公共放送KBSなど地上波3社の共同出口調査によると、ソウル市長選は国民の力の呉世勲(オセフン)・元市長が得票率59%で、共に民主党の朴映宣(パクヨンソン)・前中小ベンチャー企業相の37%を大きくリードした。朴氏は7日夜、「謙虚な気持ちで全てを受け止めながら進まなければならない」と述べた。

 釜山市長選も出口調査で、李明博(イミョンバク)元大統領の側近だった国民の力の朴亨〓(パクヒョンジュン)・元大統領室政務首席秘書官が64%と、共に民主党の金栄春(キムヨンチュン)・前海洋水産相の33%に差をつけた。

 韓国では不動産価格の急騰に国民の不満が高まる中、選挙戦前に土地住宅公社職員らの土地不正投機疑惑が浮上。文政権への批判票が、保守系野党候補に集まったとみられる。

 与党敗北で文政権のレームダック(死に体)化が進めば、対日政策などで政治判断ができずに次期政権へ先送りされたり、与党の大統領選候補選びを巡って文氏や側近の影響力が低下したりする可能性がある。

 中央選挙管理委員会の暫定集計によると、投票率はソウル市長選が58・2%(前回59・9%)、釜山市長選が52・7%(同58・8%)。

〓は「つちへん」に「俊のつくり」

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