『くれなずめ』松居大悟が描く生死のはざま 思い引きずる豊かさ

フクオカ☆シネマペディア(32)

 劇団を主宰し、映像作家としても活躍する松居大悟(福岡県出身)の監督最新作「くれなずめ」が4月29日から全国公開される。ある結婚式の披露宴で再会した高校時代の仲間、30歳前後の男たちがそれぞれに、亡き友人との記憶を引きずってじたばたする、笑いと涙の物語だ。

 亡き友人とは数年前に世を去った吉尾(成田凌)。心優しいが、はっきりしない性格からか、高校時代からよく突っ込まれ、いじられた。

 披露宴で集まったのは、松居監督の分身だろうか、劇団主宰者の欽一(高良健吾)と劇団仲間の明石(若葉竜也)、唯一の既婚者の「ソース」(浜野謙太)、会社員の大成(藤原季節)、そして工場勤務の「ネジ」(目次立樹)の計5人。披露宴の後、夕方の2次会までの3時間、暇をつぶしながら、吉尾との日々を何だかんだと回想する。そして吉尾がなんと、当然のようにそこに居る。

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