【速報】福岡知事選、服部氏の初当選確実 初の「生え抜き」

 小川洋前知事の辞職に伴う福岡県知事選は11日に投票が行われ、無所属新人で元副知事の服部誠太郎氏(66)=自民、立民、公明、社民推薦=が、無所属新人で元福岡市議の星野美恵子氏(70)=共産支持=を破り、初当選を確実にした。10年ぶりの新たなリーダーの誕生で、同県では現憲法下で初めて県職員出身の「生え抜き」知事となる。

 服部氏は、肺腺がんで入院中の小川氏が2月22日に辞表を提出したことを受け、「小川県政を継承する」として立候補を表明。県職員や副知事として県行政に44年間携わってきた実績を強調し、争点となった新型コロナウイルス対策では、入院病床の増床やワクチン接種の円滑な実施などを訴えた。

 2019年の前回知事選で分裂した自民党は、今回も一部の国会議員に元国土交通省局長を推す動きもあったが、服部氏に一本化。立憲民主党や公明党など与野党相乗りとなり、連合福岡や県農政連など各種団体からも幅広く支援を受けた。

 服部氏は北九州市小倉北区出身で、中央大卒業後の1977年に県庁入り。官僚ポストだった財政課長に生え抜き職員として初めて起用され、総務部次長や福祉労働部長を歴任した。2011年から副知事を約9年半務め、小川氏が今年1月に入院した後は知事職務代理者を務めた。

 星野氏は、病床が迫(ひっぱく)するなどした県のコロナ対応を批判し、「小川県政の刷新」を主張。同県知事選で初の女性候補で、「ジェンダー平等」の推進も公約の柱に据えたが、支持は広がりを欠いた。(黒石規之)

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