福岡知事に服部氏初当選 投票率過去最低の29・61%【動画】

 小川洋前知事の辞職に伴う福岡県知事選は11日投開票され、無所属新人で元副知事の服部誠太郎氏(66)=自民、立民、公明、社民推薦=が、無所属新人で元福岡市議の星野美恵子氏(70)=共産支持=を破り、初当選した。10年ぶりの新たなリーダーの誕生で、同県では現憲法下で初めて県職員出身の「生え抜き」知事となる。

 投票率は前回2019年より13・11ポイント低い29・61%で過去最低を更新。これまで最低だった15年の38・85%を9・24ポイント下回った。

 服部氏の得票は99万2255票。星野氏は23万2465票だった。

 服部氏は11日夜、福岡市博多区で支援者らと喜びを分かち合い、「小川県政のバトンをしっかり受け継ぎ、コロナ対策を始めとする施策を確実、迅速に実行する。大人も子どもも誰もが安心して笑顔で日々を送れる福岡県をつくる」と意気込みを述べた。

 服部氏は、肺腺がんで入院中の小川氏が2月22日に辞表を提出したことを受け、「小川県政を継承する」として立候補を表明。県職員や副知事として県行政に44年間携わってきた実績を強調し、争点となった新型コロナウイルス対策では、入院病床の増床やワクチン接種の円滑な実施などを訴えた。

 19年の前回知事選で分裂した自民党は、今回も一部の国会議員に元国土交通省局長を推す動きもあったが、服部氏に一本化。立憲民主党や公明党など与野党相乗りとなり、連合福岡や県農政連など各種団体からも幅広く支援を受けた。

 服部氏は北九州市小倉北区出身で、中央大卒業後の1977年に県庁入り。官僚ポストだった財政課長に生え抜き職員として初めて起用され、総務部次長や福祉労働部長を歴任した。2011年から副知事を約9年半務め、小川氏が今年1月に入院した後は、知事職務代理者を務めた。

 星野氏は、病床が(ひっぱく)するなどした県のコロナ対応を批判し、「小川県政の刷新」を主張。同県知事選で初の女性候補で、「ジェンダー平等」の推進も公約の柱に据えたが、支持は広がりを欠いた。

 当日有権者数は418万8591人(県選管調べ)。(黒石規之)

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