日田祇園の山鉾巡行、2年連続の中止

 大分県日田市で300年以上の伝統がある「日田祇園祭」のメイン行事・山鉾(やまぼこ)巡行の2年連続中止が決まった。日田祇園山鉾振興会が12日夜に会合を開き、新型コロナウイルスがまん延する中では、山鉾の担ぎ手や見物客が密集する巡行の実施は困難と判断した。

 日田祇園祭は、疫病や風水害を払って安泰を願う神事。例年7月、最大で高さ約10メートルの豪華絢爛(けんらん)な山鉾9基が市内を巡行する。2016年には国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録された。全ての山鉾がJR日田駅前にそろう「集団顔見世」も中止の方向で検討を進める。

 昨年は神社で、男衆による神事のみが行われた。振興会の後藤稔夫会長(99)は「2年連続は残念だが、もし感染者が出たら取り返しがつかない」と話した。

(中山雄介)

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