福岡知事当選の服部氏「まん延防止」の要請否定

 11日投開票の福岡県知事選で初当選した元副知事の服部誠太郎氏(66)は12日、報道各社の取材に応じ、新型コロナウイルスの専用病床を770床から千床に拡大する方針を明らかにした。県内でも感染者が増加傾向にあるが、新型コロナ特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の適用については、「直ちに国に要請する状況にはない。もう少し状況を見極める必要がある」との認識を示した。

 同県では、1月にピークを迎えた「第3波」で、最大約550床が稼働して病床使用率は70%を超えた。服部氏はこれを踏まえ、「少なくとも千床をできるだけ早く確保し、さらに積み上げていく」と意欲を示した。増床の時期については「医療スタッフの確保などで4月中は難しいかもしれないが、極力早く増やしたい」と述べた。

 医療スタッフの確保に向けては「潜在看護師の掘り起こしや、病院とのマッチングも進めていく」との考えも示した。

 また、この日は福岡市役所を訪れ、同市の高島宗一郎市長と会談。コロナ対策や地域振興で連携していくことを確認した。服部氏は会談後、「いろんな問題に対して憚(  たん)なく意見交換して解決策を見いだし、力を合わせていく」と述べた。

 小川洋前知事の辞職に伴う知事選は、無所属新人の一騎打ちとなり、自民、立憲民主、公明、社民が相乗りで推薦する服部氏が、元福岡市議の星野美恵子氏(70)=共産支持=に圧勝。10年ぶりとなる新しい知事の誕生で、服部氏は同県で初めて県職員出身の生え抜き知事となる。

 投票率は29・61%で過去最低を更新。これまで最低だった2015年の38・85%を9・24ポイント下回った。

(黒石規之、御厨尚陽)

 

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