「これが最大公約数」タブーと向き合う決意 九大生体解剖事件【狂気のメス<3>】

復刻連載【狂気のメス<3>】

 「2点」で十分か、不十分か。九州大医学部(福岡市)は大きな節目を迎えてなお、揺れている。

 4月4日、創設112年になる学部の歩みを紹介した医学歴史館のオープンと同時に、生体解剖事件の展示を始めた。医学史上のタブーとされ、大学として公に語ってこなかっただけに話題を呼んだ。

 展示資料は(1)事件に関する記述がある「大学五十年史」の見開き(2)教員と学生で「反省と決意の会」を開いた大学側の対応などをまとめたパネル-の2点で、一部の卒業生から「これでは何も学べない」と厳しい批判の声が上がった。

 住本英樹学部長(57)も「十分とは思っていない」と認める。その一方で...

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