「医の倫理」問う覚悟は 九大生体解剖事件【狂気のメス<4>】

復刻連載【狂気のメス<4>】

 遠藤周作の代表作に「海と毒薬」がある。九州帝国大の生体解剖事件を題材とした小説で、1958年に出版されてベストセラーになり、映画化もされた。

 「読んだことがある人は?」。大阪市立大の土屋貴志准教授(53)は5月末の講義で、医学部の1年生約100人に質問した。手を挙げたのは5人だけだった。

 土屋准教授は倫理学者で文学部に籍を置く。2004年に医療倫理学の講義が新設され、...

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