福岡県の感染者、変異株が5割 まん延防止「見極めたい」

 福岡県で14日、新型コロナウイルスの新規感染者が約2カ月半ぶりに150人を超え、「第4波」への警戒感が強まっている。県は同日夜、臨時記者会見を開き、コロナ対策本部の田中克尚課長が「感染防止対策の徹底を強く意識してほしい」と呼び掛けた。

 同県内では今月に入って感染が拡大傾向となり、変異株の感染者も増加。県が実施する変異株スクリーニング検査では、今月4日までは感染者に占める変異株の割合は1割以下にとどまっていたが、5~11日の週は5割に上昇している。

 14日の感染者が前日から3倍超に増えた福岡市では、経路不明が半分近くに。市幹部は「これまでも感染急増期は経路不明者が多く出ていた。感染力が強まっている実感がある」と話し、県に対して「病床や療養ホテルの確保を急いでもらいたい」と求めた。

 同県で感染者の入院調整を担当する野田英一郎・九州医療センター救命救急部長は「行動を抑制しない限り感染者は増える。若い世代の感染が増えている印象があり、大学の対面授業再開などで大学生の活動が増えていることも懸念している」と指摘した。

 関西や首都圏をはじめ各地で感染が急拡大している状況。新型コロナ特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の適用対象も広がっているが、福岡県への適用の必要性について、県の田中課長は「今後の状況をしっかり見極めたい」と述べるにとどめた。(黒石規之、塩入雄一郎、金沢皓介)

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