親指1本で特殊詐欺、大麻 SNSで下がった犯罪の垣根

再起を見つめて(2)

 ―法務教官 詐欺をするデメリットは

 ―少年 少しのお金では満足できなくなる

 ―教官 少しって

 ―少年 40万~50万円

 昨年12月、兵庫県の少年院「加古川学園」。特殊詐欺に関わった少年の授業は穏やかに進んだ。半円状に机を並べた6人(17~20歳)は過去を見つめ直そうとしていた。

 特殊詐欺が社会問題になる中、詐欺で少年院に入った少年は0・5%(1998年)から15・9%に増えた(2018年)。学園でも14%(同)がそうだ。

 ひと昔前、大人の犯行グループや暴力団とつながったのは非行が進んだ少年。今は、会員制交流サイト(SNS)で誰でも親指1本でつながることができる。「垣根が低い。典型が特殊詐欺」(矯正関係者)。...

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