ガールズケイリンからパリ五輪へ 19歳、プロにこだわりデビュー間近

 自転車界のニューヒロインが5月以降、ガールズケイリン(女子競輪)にデビューする。2019年8月の世界ジュニア選手権(ドイツ・フランクフルト)の女子ポイントレースを制覇。強豪大学からの誘いを断り、昨年5月から10カ月間、日本競輪選手養成所に入り、プロになるべく鍛錬を積んできた。

 今年2月の同養成所卒業記念レースで2位。「これからは同期たちがライバル。その先に(24年の)パリ五輪がある」と大舞台を見据えながら、まずはガールズケイリンでの勝利を目指す。

 福岡市出身で小中学校時代はバスケットボールの選手。中学2、3年時に福岡県のタレント発掘事業で自転車競技を体験したのをきっかけに転向した。同県久留米市の祐誠高時代は宇美町の自宅から約40キロを自転車通学。「毎日タイムを縮めることばかり考えていました。最速記録は1時間30分でした」と笑う。高校2年で全国総体女子2000メートル個人追い抜きを制した。

 プロデビューを前に、13日に行われた競輪やオートレースを統括するJKAが福岡県近隣の諸団体に補助事業として収益金を交付するセレモニーに出席。「私たちのレースの車券の一部が支援につながり、やりがいを感じた」と早くもプロ意識をのぞかせた。

 セレモニー後のインタビュー時、国際自転車競技連合(UCI)が世界チャンピオンだけに着用を認めるアルカンシエル(虹)のラインが入ったジャージーに着替えた。恥ずかしげで言葉少な。それでもジャージーを誇らしげに見せてパリ五輪への決意を示した。19歳。 (岡田雄希)

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