「再興第105回院展」北九州市立美術館で21日開幕

 日本画団体「日本美術院」による公募展「再興第105回院展」が21日から、北九州市戸畑区西鞘ケ谷町の市立美術館本館で開かれる。巨匠から若手まで作品62点が展示される。

 「秋の院展」として親しまれ、昨年9月に東京から始まった全国巡回展。今回は受賞作品に加え、九州ゆかりの作家の作品が並ぶ。

 最高の内閣総理大臣賞は、同人(どうにん)(正会員)の井手康人さん(北九州市出身)の「神々の視座」で、インドネシア・バリ島の最高神を描いた。両手を左右に広げ、周囲に祈る人々がいる絵は、神秘的なパワーを感じさせる。

 文部科学大臣賞の同人・村岡貴美男さんの「深淵(しんえん)」は、横たわった人物と立って花束を持つ女性がクロスした構図で十字架を思わせる。死を暗示しているかのようでもある。

 日本美術院は1898年、岡倉天心を中心に創立した研究団体。一時活動を休止したが、天心の遺志を継いだ横山大観らが1914年に再興した。

 5月16日まで。観覧料は一般1100円(前売り900円)、高大生600円(同400円)など。同美術館本館=093(882)7777。

 (日高三朗)

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