百景越え徒花を摘む 安藤圭汰

 2020年、子(ね)年の名の通り、ネズミの繁殖を彷彿(ほうふつ)とさせるようなウイルスが突如世界中に広がりました。同年春には緊急事態宣言という仰々しい名の下、ウイルスの感染が拡大しないよう、人々の接触を避け、あらゆる交通機関や店舗が機能しなくなりました。

 私の活動においても、以前より準備を進めていたインドネシアでの滞在制作が中止となりました。ですがこれをきっかけに、外との対話ではなく内、つまり絵や独り言を通した禅問答のような自分自身との対話の時間をとることができ、これは思わぬ収穫でした。...

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