内村新境地「鉄棒の声が聞こえる」

 種目別鉄棒で目指す4大会連続の五輪へ、内村が一歩ずつ前進している。予選から0.3点上げて15.466点をマーク。「演技構成が体に染み込んできたというか、何も考えていない状態で、冷静に演技ができたかな」とうなずいた。

 冒頭にH難度の大技「ブレトシュナイダー」を決め、三つ目の離れ技「コールマン」に手応えを示した。「狙っていい位置で持てた。冷静に動かせている感覚で『ぞわっ』ときた」と自賛。着地がわずかに乱れて自己採点は「60点」と辛口だが、代表選考基準のスコアを大きく上回った。

 32歳となって体力面の低下を感じる一方、新境地にたどりついた。個人総合から鉄棒のスペシャリストとなり「種目から声が聞こえている。そのくらいの境地にいけている。器具の声を聞き、その日の体調に合わせてやっている」と明かす。

 東京五輪へ好スタートを切っても自然体だ。「(精神的に)全く楽ではない。でも、それを何か楽しんでいる自分もいる」。百戦錬磨のキングは不敵に笑った。

(伊藤瀬里加)

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