また時短、飲食店主「心が折れそう」「見通し甘い」「再要請早過ぎ」

 何度繰り返せばいいのか-。新型コロナウイルスの感染再拡大により福岡県は19日、福岡市内の飲食店などに22日から営業時間を午後9時までに短縮するよう要請した。前回の時短要請解除からわずか1カ月での再要請。書き入れ時の大型連休も控え、繁華街の飲食店関係者からは「行政の見通しは甘過ぎる」「心が折れそうだ」といった声が聞かれた。

 九州最大の歓楽街、福岡市・中洲。接客を伴う複数の飲食店を経営する男性は、再要請に対し「いくら何でも早過ぎだ」と声を落とした。コロナ禍で1店舗をたたんだ。今回の時短要請は5月19日までで、大型連休も期待できない。関西、関東では緊急事態宣言の再発出も現実味を帯びる。「福岡はここで食い止めないと。経営努力にも限界がある」

 同じく中洲で「バー・ヒグチ」を営む樋口一幸さん(53)は、これまでの緊急事態宣言で計106日間店を閉めた。3月上旬には時短営業にも取り組んだが、早い時間からバーに来る客は少ない。今月から深夜営業を再開。客足は戻りつつあったが、「長期戦は覚悟している。一喜一憂はしない」と冷静に受け止める。ただ時短要請を繰り返す行政への不満は募る。「見通しが甘過ぎる。人災だ」

 福岡市中央区で居酒屋「かんすけ」を2店舗経営する守田信太朗さん(45)は「正直、心が折れそう」と話す。過去の時短要請には全て従った。取引先のことも頭をよぎる。「自分の店だけの話ではない」。苦しい胸の内を明かした。 (井崎圭、小林稔子、高田佳典)

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