「異例の提携」環境規制が後押し 西部ガスと九電がLNG火力共同開発

 西部ガスが液化天然ガス(LNG)を貯蔵する「ひびきLNG基地」(北九州市若松区)隣接地で計画していたLNG火力発電所の開発は、電力やガスの小売り自由化で競合相手となった九州電力と手を組むことで動きだした。九電も西部ガスが自前の電源を持つことを警戒していたが、世界的に強まる環境規制に背中を押され、異例の提携にかじを切った格好だ。

 西部ガスが発電所建設計画を公表したのは2014年1月。ひびき基地の稼働率を高めてLNGの調達価格を下げ、電力・ガスの小売り自由化を見据えた競争力を高める狙いがあった。

 一方の九電は、LNGより燃料コストが安い最新鋭石炭火力の松浦発電所2号機(長崎県松浦市)を19年12月に稼働。太陽光発電所の急増や原発の再稼働で供給力を確保したことから、両社の売電交渉は折り合いが付かず難航。開発は凍結状態になっていた。...

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