ひびきLNG火力、25年にも運転開始 西部ガス、九電が計画発表

 西部ガスと九州電力は20日、液化天然ガス(LNG)を貯蔵する西部ガスの「ひびきLNG基地」(北九州市若松区)隣接地で、LNG火力発電所の共同開発に向けた検討を始めると発表した。早ければ2025年の運転開始を目指す。両社が火力発電所を共同開発するのは初めて。今秋をめどに出力や出資比率なども含め、方向性を決める。

 環境規制が強まる中、二酸化炭素(CO2)の排出量が少ない高効率の「コンバインドサイクル方式」を採用する。ひびき基地の近隣にある九電の「北九州LNG基地」(同市戸畑区)とも連携。両基地の効率的な運用にもつなげる。将来はアンモニアや水素を使った燃料の活用も検討する。

 福岡市で開いた記者会見で、西部ガスの山本敏雄取締役常務執行役員は「九電の豊富な経験を生かし、新たな連携が期待できる」。九電の穐山泰治取締役常務執行役員は「最新鋭の効率が高い発電所の開発で、供給面の低炭素化が図れる」とそれぞれ述べた。

 西部ガスは14年に、ひびき基地隣接地に総出力160万キロワット規模のLNG火力発電所を建設する計画を発表。18年には環境影響評価(アセスメント)手続きを終えたが、九電などとの売電交渉が難航。開発に着手できない状態が続いていた。

 (吉田修平、山本諒)

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