「不惑」和田、歴史つくる2勝目 球団初の40代複数白星

 ◆ソフトバンク4-1楽天(21日、ペイペイドーム)

 紛れもない「本格派」の姿だった。直球は最速146キロ。前回登板のオリックス山本に続き、和田が則本昂に投げ勝った。「すごくいい投手なので、先制点を与えないように集中して丁寧に投げた」。不惑の左腕は納得の投球を振り返った。

 左手親指の爪が割れるアクシデントで緊急降板した六回途中まで1失点。「ストレートも変化球も調子は良かった」。降板には「あんな形で降板し、中継ぎ陣に申し訳ない」と頭を下げたが、ベテランの好投に救援の5投手も無失点で応えた。

 千賀らを欠く先発陣の白星が伸び悩む中、チーム一番乗りの今季2勝目。球団の40代の勝利投手は1991年の今井、2001年の長冨もいるが、いずれも1勝止まり。40代でのシーズン複数勝利は球団初で、単独首位のチームを引っ張る。

 若さあふれる投球は練習量のたまもの。1月の長崎自主トレの坂道ダッシュでは「自分に甘えず、上を目指さないと」と黙々と若手の先頭を走った。練習の傍ら、後輩に熱心に助言する姿には、工藤監督も「すごくありがたい」と感謝する。

 交代について、工藤監督は「無理はやめようということ。次(の登板)は差し支えないと聞いている」と説明。自身は40代で2度の2桁勝利を記録。「(和田は)十分に2桁勝利できる力がある。規定投球回数にいって、貯金を10個くらいつくってくれれば」と期待した。 (長浜幸治)

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