渡来した稲作文化が根付いた地。おいしいご飯の原点が板付遺跡にある

大量の祭祀用土器類が出土した板付遺跡の現地説明会の様子=1979年

【博学博多】

 日本人の食生活が昔と変わってきたとはいえ、やはり日本人にとって主食といえば米。健康ブームの中で和食が見直されるなど、米は日本人にとってこれからも欠かせない食糧だといえる。もともと中国の長江流域で始まったとされる稲作が、最初に日本に入ってきたのは今から二千数百年前の北部九州といわれる。その日本最古級の稲作ゾーンである「板付遺跡」(福岡市博多区)を探る。


☞縄文と弥生が重なった貴重な遺跡
 板付遺跡は福岡空港の南、御笠川近くの丘陵にある。今では周囲に高層住宅や工場が並び、水田の広がりなど想像できない。しかし、二千数百年前から...

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