「眠らない街」が「眠る街」 都市から失われた風景

「コロナ禍の夜」遠山昇司さん寄稿

 “目にしているのは都市の姿だ。”

 この一文で始まる村上春樹の小説『アフターダーク』では、ある真夜中の都会での23時56分から6時52分までの出来事が描かれている。深夜のファミレス「デニーズ」から始まると、様々な種類の人間が食事をとったり話したりしている中で、主人公の少女マリが一人で読書をしている...

PR

文化 アクセスランキング

PR