「1人1台」元年も課題残る GIGAスクール構想

 現在、日本中のほとんどの小中学校では、すべての児童・生徒に対して1人1台、自分専用に使えるコンピューターを与えている。教科書やノート、筆記用具とともにタブレットやノートパソコンを傍らに授業に取り組む姿は、数年前には想像ができなかったことではないだろうか。いま、学校教育は大きな変化点を迎えようとしている。

 2019年度に彗星(すいせい)の如(ごと)く現れた「GIGAスクール構想」(文部科学省)では、「児童生徒に1人1台コンピューター」をスローガンに、小中学校のICTインフラ(ネットワークとコンピューター)の整備に巨額の予算が投じられた。当初は23年度の達成予定だったが、コロナ禍で計画は急ピッチで進められ、20年度内にほとんどの自治体で無線LANなどの高速大容量通信ネットワークの工事とコンピューターの納品が完了した。本年度はGIGAスクール構想が描く未来へ向かって、1人1台コンピューターの本格的な利活用の元年となるに違いない。

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