福岡519人、熊本111人…九州5県で新規感染者数最多に

 福岡県では8日、新たに519人の新型コロナウイルスの感染者が確認された。2日連続で過去最多を更新し、1日の新規感染者は初めて500人を超えた。佐賀、大分両県も2日連続で最多を更新。長崎、熊本両県を加えて九州5県で過去最多を記録した。福岡県が12日から緊急事態宣言の対象地域に追加されることが決まる中、九州での感染者増に歯止めがかからない状況だ。

 福岡県の7日時点の重症者数は前日より5人増えて46人。2月4日の42人を上回り過去最多となった。同県の重症用病床(136床)の使用率も33・8%に上昇。県保健医療介護部の白石博昭部長は「重症用は医療設備も必要であり、医療機関に病床確保を早め早めに要請したい」と話した。

 福岡市は過去最多の254人の感染を確認。早良区の電気機械設備会社を新たなクラスター(感染者集団)に認定した。北九州市は62人、久留米市は37人、県所管は166人の陽性が判明した。直方市の直方高ではこの日までに生徒17人が感染。飯塚市の介護老人保健施設「和泉の澤」では利用者と職員計7人が陽性となった。県は90代女性の死亡を発表した。

 佐賀県は76人の感染を発表。長崎県では65人の感染と長崎市で80代女性の死亡が確認された。熊本県では111人の感染が判明。2日連続で3桁台となった。熊本市では飲食店での会食などで新たなクラスターが2件発生した。大分県では93人の感染を確認。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は過去最高の36・12人となった。宮崎県は62人、鹿児島県は51人の感染を発表した。

 福岡大病院(福岡市城南区)の藤田昌樹副病院長は「福岡が“ハブ”になり、九州各県に広がっている状況。これ以上感染を拡大させないためにも、福岡と近隣の県との行き来は控えた方が良い」と指摘した。

関連記事

PR

社会 アクセスランキング

PR