4番ギータ決めた、ホークス逆転勝ち グラシアル離脱に燃えた

ソフトバンク3-1西武(9日、ペイペイドーム)

 チームの危機に燃えないはずがない。同点の七回2死三塁。ソフトバンク柳田がサイド左腕小川の内角シュートを打って出た。「絶対に自分で点を取る、投手に負けないという気持ちだけ」。魂のこもった打球は右前で弾んだ。チーム25イニングぶりの適時打。今季初の4番に座った主役が勝利を呼んだ。

 試合後は明るい笑顔を見せたが「流れが悪い」と自宅と球場で体を塩で清めて試合に臨んでいた。4月23日時点で最大7あったチームの貯金は、12残塁の無得点で敗戦した8日で2に。低空飛行の大きな要因の一つだった拙攻に責任を感じていた中、8日にはグラシアルが右手指を骨折し長期離脱を余儀なくされる事態に陥った。

 打率3割4厘、5本塁打をマークしていた助っ人の離脱という状況で、柳田は今季初めて4番を任された。首脳陣の思いも理解しているだけに、その重圧を「バリバリ(意識した)」。三回から3イニング連続で得点圏に走者を進めながら無得点だった中、六回に先頭で右中間二塁打を放ち、甲斐の犠飛でチーム21イニングぶりの得点を記録した。

 今回も得点に絡む2安打を放つなど、プロ入り後「母の日」の通算打率は5割を超える。「母さんに育ててもらったので、毎年プレゼントもしている」。優しく、そして頼もしい主砲が、足踏みしていたチームに再び勢いを与えた。 (倉成孝史)

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