文政権、任期あと1年 漂う手詰まり感 成果乏しく、求心力低下

 【ソウル池田郷】2017年5月に就任した韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は10日、残り任期が1年となった。今後の国政運営の方針を示した演説で膠着(こうちゃく)状態の南北対話再開に意欲を示し、新型コロナウイルス対策に全力を挙げると改めて誓ったものの内容に新味は乏しく、手詰まり感が漂う。政権の求心力が低下する中、日韓関係改善に向けた政治決断などもさらに困難になるとの見方が強まっている。

 文氏は演説で南北関係について「不可逆的な平和に進む最後の機会だ」と強調。21日に予定するバイデン米大統領との初の首脳会談を踏まえ「南北と米朝間の対話を復元し、平和協力の歩みを再び踏み出すための道を探す」と意気込んだ。

 南北関係の進展を政権の功績にしたい文氏は、対話再開を最優先する構えだが、日米両政府とは北朝鮮の後ろ盾である中国との関係を含め温度差がある。秋波を送る北朝鮮は、任期が残り少ない文氏を値踏みするように冷淡な態度を取っており、焦りの色がにじむ。

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