国の大規模接種会場、福岡市設置に否定的 政府高官「直轄は無理」

 福岡県と福岡市が、新型コロナウイルスワクチンの国直轄の大規模接種センターを同市に設置することを求めているのに対し、政府高官は12日、取材に「国直轄は無理だ。都道府県が行うことを国が支援する形になる」と述べ、否定的な見解を示した。

 政府は、24日に東京と大阪に自衛隊の医官や看護官を動員して、国直轄のワクチン大規模接種センターを開設する予定。これとは別に都道府県には、自前で医療従事者の人員を確保して大規模接種センターを設置するよう要請している。

 感染状況が深刻化している福岡県と福岡市は11日、福岡ペイペイドーム(同市中央区)や博多港のクルーズセンター(同市博多区)を会場に想定し、東京、大阪と同様の国直轄の大規模接種センターを求めることを表明。12日には高島宗一郎福岡市長が都内でワクチンを担当する河野太郎行政改革担当相らと面会し、県と連名の要望書を提出した。

 ただ、別の官邸幹部も福岡県、市の動きについて「ワクチン接種は基本的には自治体が主体の事業。国直轄の大規模接種センターは、あくまでも補完的な役割だ」とくぎを刺した。(前田倫之、久知邦)

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