柳田、今季初の「4番弾」 鷹8得点、試合は痛恨ドロー

 試合終了時、時計の針は午後9時52分を指していた。福岡に3度目の緊急事態宣言が発出された初日、4時間弱のゲームを戦い、残ったのは徒労感だけだった。「うーん…、うーん…。今日勝てなかったのは僕の責任です…。すいません」。普段は多弁な工藤監督が、試合後会見で珍しく言葉に詰まり、自らを責めたことがそれを物語った。

 大乱戦の末の、痛恨のドローだ。1点リードの三回に柳田が今季初の「4番弾」となる7号2ラン。四回まで完全投球を披露していた和田にとって3点はセーフティーリードとも思われたが、試合展開は五回から二転三転した。

 五回に和田がレアードに同点3ランを浴びるなど、7安打を許し一挙6失点で一時逆転を許した。それでも、4番柳田が中心で引っ張る打線は諦めない。3点を追う七回に栗原の犠飛、柳田の適時二塁打、中村晃の適時打で同点に。さらに2死一塁からは甲斐が4号2ランを放ち、一時勝ち越しに成功した。

 八回を岩崎が三者凡退に抑え、2点差のまま九回はモイネロ。だが、先頭のレアードの三ゴロを牧原大が一塁へ悪送球。その後1死二、三塁から、代打エチェバリアの適時打、荻野の中犠飛で追いつかれた。「今日は勝たなきゃいけなかった試合。すいません…。頭の整理ができてないんで」。激しすぎるシーソーゲームでのドロー劇に、会見の締めでもまだ工藤監督の脳内は混乱していた。 (倉成孝史)

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