ソラシドとエア・ドゥ「統合」へ コロナ禍初の航空再編 

 九州を拠点とする航空会社ソラシドエア(宮崎市)が、北海道を地盤とするAIRDO(エア・ドゥ、札幌市)と共同持ち株会社を設立する方針を固めたことが13日分かった。今月中にも基本合意する見通し。新型コロナウイルス感染拡大の影響で旅客数の低迷が長期化する中、協業により資材調達や機体整備のコストを削減し、地域路線を維持したい考え。コロナ禍を契機とした航空会社の再編は国内初となる。

 共同持ち株会社の設立は来年秋ごろを想定。両社を傘下に置く方向で調整している。実質的な経営統合となるが、2社合併の方式を取らないのは、独禁法上の問題で両社が持つ羽田空港の発着枠などが削られる恐れがあるためという。

 燃料や資材の共同仕入れで調達費用を減らすほか、機体整備などのコスト削減を見込む。今月中にも両社の筆頭株主である日本政策投資銀行に、それぞれ数十億円の優先株引き受けによる資本支援を要請する。

 格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)が経営破綻するなどコロナ禍で航空業界の打撃は深刻化。2020年4~9月の旅客数はソラシドエアが前年同期比22・3%、AIRDOは同19・1%にとどまっており、関係者は「両社は地方の足であり、経営改善を急ぐ必要がある」としている。 (下村ゆかり)

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