九州J1初のリーグ5連勝 終了間際に渡が決勝弾

 移籍後初ゴールが劇的な決勝点となった。試合終了直前、敵陣ゴール前でのこぼれ球を、福岡の渡が見逃さずに押し込んだ。一度はオフサイドで取り消されたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により得点が認められた。

 3月に獲得したジョン・マリがこの日リーグ戦で初先発。今季大分から加入した渡は4試合ぶりに先発を外れた。「FWは得点で評価される。取れなかったら代えられるのは当たり前」。危機感を胸に、後半18分に途中出場して結果を出した。

 VARの判定を待つ間、奈良から「(オフサイドで試合が)再開するかもしれないから、守備のポジションにつけ」と切り替えを促された。「連勝しても謙虚で一戦一戦死に物狂い。やるべきことはやろうという雰囲気がある」。好調の理由を改めてピッチで感じた。

 九州勢初のJ1リーグ5連勝で、今季最高の5位に浮上。15試合で勝ち点25は目標の年間勝ち点50を上回るペースだが、長谷部監督は「星勘定は皆さんにお任せする。チームが同じ方向を向いているか常に気にしながら戦う」と謙虚さを貫く。

 チーム内で競争しながら一戦必勝に徹し、次々とヒーローが生まれるのはJ2で12連勝した昨季と同じ流れ。渡も「チームがいい形で勝ち星を増やしているので、流れに乗りたかった」と口にする。Jリーグが開幕した1993年5月15日から28年。福岡がかつてないほどJ1で躍動している。 (末継智章)

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