街に根を張る商いを「写実」 ねじめ正一『高円寺純情商店街』

酒井信さん寄稿

 商店街で乾物屋の息子として生まれ育ってきたことへの自負と、個人商店主への敬意と愛情が伝わってくる作品である。小説の設定と同じく、ねじめ正一の実家は高円寺で乾物屋を営んでいた。その後、実家は「ねじめ民芸店」に商売替えし、区画整理で隣駅の阿佐ケ谷に移ったが、ねじめ正一は詩人としてデビュ...

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