馬毛島でデモ飛行、西之表市民が騒音体感 自衛隊基地計画巡り賛否

 鹿児島県西之表市の馬毛島に自衛隊基地を整備し、米軍艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)を移転させる計画を巡り、防衛省は16日、市民に騒音のレベルを体感してもらうF15戦闘機のデモ飛行を島の上空で行った。音量を周辺計14カ所で測定し、後日結果を公表する。

 防衛省によると、航空自衛隊新田原基地(宮崎県)所属の5機が午後3時半から、2機が午後6時からそれぞれ約1時間、島の周辺を旋回した。離着陸を繰り返す「タッチ・アンド・ゴー」の訓練はしなかった。

 市役所前の広場で音を聞いた市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」の三宅公人会長は「ゴーという重低音が響いた。夜にこの音が響くと安心できない」と話した。この日、会が用いた測定器で、音の大きさは最大75デシベル(80デシベルは線路脇の音など)を記録したという。

 市民団体「馬毛島の自衛隊・FCLP訓練を支援する市民の会」の杉為昭事務局長は「音はかすかに聞こえた程度。日常生活に支障が出るほどではない」と述べた。

 同じく西之表市内で聞いた塩田康一知事は「聞こえ方は個人差があると思うが、音を体感できて有益だった」。計画に反対する八板俊輔市長は「近くを通った時は音が大きく感じた。市民の感想を聞き、対応を考えたい」とコメントした。

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