心が煙たくない? コロナ〝封鎖〟の警固公園、喫煙絶えず吸い殻散乱

 新型コロナウイルス緊急事態宣言発出に伴い“封鎖”された福岡市・天神の警固公園で、「たばこの吸い殻が相変わらずひどい」という複数の訴えが西日本新聞「あなたの特命取材班」に寄せられている。市は喫煙場所の灰皿を使えないようにしているが、愛煙家が集まる状況は継続。担当者は「法律上、禁煙にもできず、マナーアップを訴えるしかない」と頭を抱えている。

 17日夕、警固公園では常時10人ほどが入れ代わり立ち代わり紫煙をくゆらせていた。吸い殻入れを持参している人の一方で、足で踏んで立ち去る人や、かがんで地面で火を消し、置き去りにする人も。人通りが減った午後9時半すぎ、記者が数えると300本以上の吸い殻が散乱していた。

 警固公園の喫煙スペースを巡っては、これまでもポイ捨てや煙を巡る苦情が絶えなかった。市は緊急事態宣言が発出された12日、公園での「密」を避けるためにベンチの周囲などに柵を設置。喫煙場所の灰皿2台をブルーシートで覆い、使えないようにした。

 喫煙者は減りはしたが、集まる状況は変わっていない。昨年4月施行の改正健康増進法で飲食店なども原則禁煙となり、屋内でたばこを吸う場所はほぼなくなった。さらに天神周辺は市が条例で路上禁煙地区に指定。愛煙家にとって一帯は“砂漠”で、警固公園はさしずめ“都心のオアシス”というわけだ。

 しかし、「公園は喫煙スペースが仕切られていない。せめてコロナが収まるまではスペースを区切ったりして制限してほしい」と投稿者は訴える。据え付け灰皿の使用中止は緊急事態宣言中の5月末までの予定。市の担当者は「屋外の公園を禁煙にすることはできず、悩ましい。喫煙者一人一人に公園の環境を意識してもらうしかない」と話した。 (福間慎一)

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