【動画】350メートルビル謎の横揺れ 中国・深圳、数千人が避難

 【深圳・坂本信博】IT企業が集中し「中国のシリコンバレー」と呼ばれる広東省深圳市で18日、高さ約350メートルの超高層ビル「賽格広場(SEGプラザ)」が原因不明の横揺れに見舞われ、屋内や付近の数千人が避難する騒ぎがあった。地震は発生しておらず、横風にビルが共振して揺れた可能性が指摘されたが、その後も20日まで3日連続で同様の揺れが起きている。 

 中国メディアによると、ビルは地上72階、地下4階建てで2000年に完成。電子部品の販売店や企業のオフィスが入居している。18日午後0時半すぎに高層階にいた人々が弱い振動を感じ始め、次第に椅子が動くほど揺れが大きくなった。午後2時には館内のほぼ全員が避難したという。中国の会員制交流サイト(SNS)には、大勢の人々がビルの方から走って逃げる様子の動画が投稿された。 

 地元当局の調査でビルの主要構造や周辺環境に異常は確認されなかった。中国の専門家は、このビルの固有周期(建物の揺れが1往復する時間)と横風の周期が偶然一致して揺れが増幅される「共振現象」が原因とみている。 

 20日に現場を訪れると、1階部分に規制線が張られ、関係者以外立ち入りを禁止していた。そばにあるスマートフォン販売店の男性店員は「建物は異常なしと分かったので怖くない」と話したが、多くの市民が不安そうにビルを見上げ、スマホで撮影していた。

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