和田チームトップタイ3勝目

 無失点で抑えるという気持ちの表れだった。六回無死。和田は福田のフライを自分で捕球した。マウンド付近であっても、投手は野手に任せるのが一般的。大きな声とジェスチャーで松田らを制した姿に、この一戦に懸ける思いがにじんだ。

 続くロメロが失策で出塁しても動じない。今季ここまで6三振しか喫していなかった吉田正を外角直球で空振り三振。杉本は高め直球で遊ゴロに仕留めた。六回までゼロを並べたのは、今季初勝利を挙げた4月14日のオリックス戦以来だった。

 「何試合も五、六回でバタバタやられてしまう、ふがいない投球が続いていた」。今季のイニング別失点は五回の7点が最多。前回登板した12日のロッテ戦では四回まで完璧に抑えながら、五回に7安打を集められて一挙6点を失った。

 中10日での先発。「(登板間隔を)空けてもらい頭も体も整理した。しっかり結果を出すという気持ちで挑んだ」。チームトップタイの今季3勝目で、オリックス戦はカード別最多の通算30勝。40歳のベテランは白星で衰えを否定した。

 「自分が勝つということはチームも勝つということ。どのチーム(相手)にも一つずつでも増やしていけたら」。次回は30日の巨人戦の予定。ここで白星を手にすれば、交流戦通算26勝で歴代1位の杉内(現巨人投手コーチ)に並ぶ。得意の交流戦、そしてリーグ連覇に向けて、百戦錬磨の左腕は不可欠だ。 (倉成孝史)

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