高齢者動かず医師が巡回接種 「宇美方式」時間短縮効果も

 新型コロナウイルスワクチンの集団接種で、福岡県宇美町は、会場内に着席して待機する高齢者を医師とスタッフが巡回して接種する「宇美方式」を採用している。町によると、高齢者の会場内移動の負担が減り、接種完了までの時間短縮にもつながるという。

 宇美方式では、医師は可動式の椅子に座ったまま接種を待つ人の列を移動し、次々に問診と接種を行う。接種を受ける人は着席後、問診、接種、15分程度の経過観察までを移動することなく終え、早ければ来場後20分以内で帰宅できる。

 宇美方式での集団接種は29日が5回目で、町は報道陣に会場を公開した。1時間ごとに36人の予約を受け付け、午前9時から3時間で計108人が接種。36人分の問診から接種は12分ほどで終了した。

 宇美方式を考案し、接種を担当した福岡市内の病院に勤務する救急科専門医・黒田亮太さん(43)は「従来の集団接種は医師1人で1時間当たり15人から20人だが、この方式なら100人以上接種できる。高齢者にも優しく、全国に広がれば接種スピードを加速できる」としている。

 町によると、同様の集団接種は静岡県三島市、京都府舞鶴市などで行われているという。 (森竜太郎)

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