「自分の命は自分で守れ」防災士の言葉に納得 九大生がインタビュー

 梅雨に入り、豪雨災害が心配な季節。九州大学共創学部の学生が制作するラジオ番組「ケロケロ見聞録」(ラブエフエム国際放送)は6月6日、「防災」をテーマに放送する。ゲストの日本防災士会福岡県支部長、力丸健治さん(61)に、学生ができる防災について事前インタビューした。

 防災士はNPO法人日本防災士機構(東京)の認定資格で、全国に21万人いる。災害に関する知識を持ち、行政や地域と協力して防災訓練などの活動をする。力丸さんも学校での講演などで「普段からの防災の心構え」を提案している。

 「防災」と聞くと大掛かりなイメージを持つかもしれないが、力丸さんは「自分ごととして行動することが大切」と話す。そのためには地域で発生した過去の災害を調べ、今後起こりうる災害を想定することが重要という。近年、九州で土砂崩れが頻発するのも、過去に大噴火を繰り返した阿蘇山の火山灰が積もった地層が流れやすくなっているからだと説明した。

 力丸さんは、被害を減らすために必要なことは「訓練と早めの避難」だと何度も繰り返した。例えば、バス通学している道を歩いてみたり、学校でエレベーターが使えない場合を考えてみたりすることだ。

 大雨が予測される場合は警報より前の注意報の段階で、余裕を持って避難すること。いざというときには地域の人との協力が不可欠だが、1人暮らしの学生は地域との関わりが薄く、災害を身近に感じることも少ない。日頃から知り合いになっておくことも留意点に挙げた。

 防災について政府がもっとやれることはないか尋ねると、力丸さんは「現場にいる人にしか分からないこともある。自分たちの命は自分たちで守る覚悟を持つことが大切」と強調。学生たちは大きくうなずいた。

 放送は6日午後10時から。インタビューの詳細と、それを基にした学生たちの議論を紹介する。

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 番組(毎月第1日曜)は学生チーム「メディアンリアン」が4月に開始した。メンバーが随時、収録の舞台裏を西日本新聞meで紹介する。(九州大学共創学部3年・小池由記)

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