被害額2千億円超…コロナ下、生まれ続ける「第二の漫画村」

 漫画の海賊版サイトの被害が深刻度を増している。「漫画村」は元運営者らの摘発で閉鎖されたが“第二の漫画村”が続々と出現。昨年、海賊版で違法に読まれた漫画の被害額は業界団体の推計で少なくとも約2千億円とされる。今年1~3月の被害は既に約1500億円に上り、1カ月単位では毎月のように過去最悪を更新する状況だ。新型コロナ禍の巣ごもり利用が影響しているとみられ、ベトナムなどに拠点を置く外国系サイトも広がっている。

 出版社や電子書籍関連団体、通信事業者などでつくる一般社団法人「ABJ」(東京)によると、海賊版10サイトのアクセス数は今年4月だけで計2億4千万件を超える。漫画村の最盛期(2018年3月)のアクセス数の2・4倍だ。特にコロナの感染拡大後にアクセス数は急増。自宅で過ごす時間が多く、スマートフォンを使う機会の増加が関連しているとみられ、コロナが国内で初確認された昨年1月に比べると1年で3倍以上になった。

 20年の漫画市場は約6千億円。電子コミックが19年比で3割増えるなど1978年の統計開始以来、過去最大となった。一方、20年の海賊版被害額は分析ができる5サイトの試算に限っても約2千億円。「ただ読み」額と実際の購入額は必ずしも一致せず、被害実態が見えづらい。出版関係者は「感覚的に5~10%程度、売り上げが減っている」とみる。...

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