2日連続でワクチン接種 鹿児島市、認知症男性に
鹿児島市は3日、市内の住宅型有料老人ホームで、入所者の男性(89)に誤って新型コロナウイルスワクチンを2日続けて接種したと発表した。男性は経過観察中で、体調不良はみられないという。
市によると、この施設では市が委託する医療機関が入所者に接種をしている。男性は今月1日に1回目の接種を受けたが、2日も誤って接種された。男性は認知症で、本人から接種済みの申し出がなく、接種時に本人確認をしていなかった。接種予定者のワクチンが1回分足りないことから、誤接種が発覚した。
市は「ご本人とご家族に心からおわび申し上げる。定められた手順を順守するよう注意喚起し、再発防止に努める」としている。
(片岡寛)