『四十九日のレシピ』タナダ監督は撮る 大宴会に集う魅力的な人々

フクオカ☆シネマペディア(40)

 北九州市出身のタナダユキ監督は、悩みや挫折を抱え、それでも誠実さを失わずに生きる人々をチャーミングに描き出す。「四十九日のレシピ」(2013年、原作・伊吹有喜)もそうだ。亡き妻の遺言に従い、四十九日の大宴会を開く老年の男とその娘が、準備の中で、彼女の思いやりと他者に尽くす人生に気付き、立ち直っていく。

 亭主関白で、身の回りを妻・乙美に依存してきた良平(石橋蓮司)はその死後、とたんに無気力になり、ぼんやりしていた。

 娘の百合子(永作博美)には母の死後、夫・浩之(原田泰造)の不倫と相手の女性に子どもができたという話が飛び込む。妊活を重ね、不妊治療の本も買うさなか、ショックだ。押印した離婚届を置き、実家の良平のもとに戻ってくる。

 そんな父娘のところにやって来るのが、かつて家出と風俗店勤務を繰り返したという若い女性イモト(二階堂ふみ)。メイドカフェの店員のような服装でテンションが高い。更生施設でボランティア活動をしていた乙美の世話になったという。...

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