内村VS米倉 五輪個人枠奪取へ決戦 きょうから全日本種目別体操

 体操の東京五輪最終選考会を兼ねた全日本種目別選手権は5日、高崎アリーナ(群馬)で開幕する。4日は、種目別の鉄棒に絞って個人枠で五輪出場を狙う内村航平(ジョイカル)=長崎県諫早市出身=と、個人枠を内村と争う跳馬の米倉英信(徳洲会)=福岡市出身=ら有力選手が記者会見した。現状1枠の個人枠の代表は4月の全日本選手権と5月のNHK杯、6日まで行われる今大会の結果で決まる。

内村「自分は自分、やれることをやる」

 最終調整を終えた内村は4大会連続の五輪出場について、「びっくりするくらい、何も考えていなかった」と、気負うことなく淡々と語った。「自分の中で鉄棒の演技のことしか考えていない毎日を過ごし、五輪がどうとか、代表になるとかは自然と演技のことを考えることで考えなくなっていたというか…」と、心境を明かした。

 代表争いは跳馬の米倉と事実上の一騎打ち。選考でのポイントは並んでいるが、「あまり気にしていない。自分は自分と言い聞かせてやれることをやる。シンプルにそれだけ」と意に介さない。

 こだわるのは得点や勝負ではなく、演技の内容。「ロンドン五輪以降、結果はある程度残してきたので、あとは自分の満足する演技をやることにやりがいを感じていた」。故障の影響で昨年、鉄棒専念を決断。H難度の「ブレトシュナイダー」を中心に演技を磨き上げ、「まさに鉄棒だけでその境地にいけているのかな」と実感する。

 今大会に向けてはNHK杯で合わなかったというピーキングを意識し、練習量を調整した。「納得のいく演技を常にしたい」。絶対王者の境地を思い起こし、4度目の大舞台に挑む。 

米倉「航平さんに勝って出場権獲得を」

 内村との一騎打ちに挑む跳馬の米倉は「航平さんに勝って出場権を獲得したい。4月の全日本選手権種目別トライアウトのように、着地がピタッと止まる会心の出来を目指したい」と意気込んだ。福岡大3年時に国際大会で初成功させ、自身の名がついた「ヨネクラ(伸身カサマツ2回半ひねり)」が最大の武器。4月の全日本選手権トライアウトでは完璧に成功し、NHK杯でも高得点をマークした。「調子もずっと維持できているので、発揮できるときが来たのは楽しみ」と話した。(伊藤瀬里加)

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